ちょっと寄り道

  • 2018年06月18日 21:54
  • 雑談

ちょっと休みがちになっていましたが、調子も悪くしてたけど、ちょっと他ゲームに寄り道もしていました。
ああ、体調はもうかなり元気になりました。
お土産の、そのゲームで見つけた神曲です。良かったらどぞ。

挿入歌

後半のバトル曲

この歌の歌手の人は、若くして亡くなられてしまったみたいです。
もう新しい作品が生まれることがないのは悲しいけど、こんな素晴らしい曲を世に生み出してくれたことと、それに出会えたことに感謝したいです。
これ一つでサントラ購入決意余裕でした。

サントラ、新品の在庫はもう無かったけど、このレベルだと中古でもプレミア価格になってそうだなと思ったらそうでもなかった。
ゲームがあまりにも売れていなかったんだろうか。
発売から年単位で経ってから買ったのに初回特典が付いてたし。期限切れで使えなかったが。

この作品は、凝った設定のストーリーと音楽の完成度の高さに定評がある、アルトネリコシリーズの関連作品の一つです。
アルトネリコシリーズはギャルゲの部類だからと思ってやっていなかったものの、色々凄いらしいからゲーマーとして一度は関連作品を何か体験してみたいと思っていました。
そこで目を付けたのが、今でも遊びやすい機種で出ているシェルノサージュ&アルノサージュ。
2作で連作になっていて、私はシェルノサージュを以前、年単位の期間をかけてクリアしていました。

この作品については色々と大きな影響を受けたので、今回これについてちょっと語らせて頂こうと思うのですが、長くなりそうだから、今暇だし無駄話でも聞いてやろうって人だけ先に進んでくれ。

年単位も時間が掛かったのは、ゲームとしてあまりに面白くなさすぎて、放置してはちょこっとずつ進めていたし、更にちょっと問題が生じて一度最初からやり直したからです。

この年単位の時間をかけてやっとクリアするという経験を与えてくれたシェルノサージュは、私のゲーマーとしての価値観に大きく影響を与え、とても大事なことを教えてくれました。
それは、
「クソゲーというのはいいところが何一つ無いほうが、やらなくていいだけマシ」
ということです。

このゲームの自分の感想を本当に正直に分かりやすく言うなら、「今まで遊んだゲームの中で5本の指に入れていいくらいゲームとしてつまらないゲームに、今まで遊んだゲームの中で最高峰のストーリーと楽曲が付いている」と例えるのが近いです。
それはゲームとして、まさに地獄。どんなにつまらなくても辛くても話は見たいからやらなければならない。
ちょっとやったらもういいやって終われる分、ある意味コンボイの謎のほうがマシだな。

ゲームに対して不満を持ち、それを訴えるのって、何かしら好きなところがあるからなんですよね。
不満を言う人は、好きだから辛いんです。
本当に何一ついいところがないと思った人は、不満を言う前にもうそこにはいない。不満を言うほどの興味すら無い。

話のネタにそのゲームの難しかったところの話だけど、
このゲームはアイテムを合成して作成しないと話を進められないのですが、そのアイテム合成が、ドラクエ9のしんかのひせき作りを百倍面倒にしたような感じ。いや、百倍ではきかないかも知れない。
最下層のアイテムをしっかり把握して計画的に用意しないと凄まじく手間が掛かるようになっています。心を折るレベルで。(やり直したのもこのため)
感覚だけで出来るレベルではなかったのでメモ取ったやつが、あーこれこれ。
シェルノサージュの合成レシピ
これがたった一つのアイテムに辿り着くためのレシピなんですよ?頭おかしい。これをゲームにしようと思った奴一発殴らせろ。
途中までは作成をやらなくても進められるのがまた罠。後からまとめてやるとストーリーの続きをお預け状態でひたすらこの大量のアイテム作成を続ける刑務作業をやることになる。
しかも素材収集や作成にはリアルタイムが必要。一応飛ばすことも可能だけど、数が数だけに飛ばすための操作だけでもかなりの手間が掛かる。おまけに一度の採集数やストック上限も少ない。
でも、話と音楽のためって、それだけのために私はやり切ったのです。

その後手を付けた続編で完結編のアルノサージュもこれまたゲーム性にクセが強くて途中で止まっていましたが、ここまでやったら最後まで見届けないとなって、前から思っててね…
それで今回ラスボス前までは行ったんだけど、急いで進めすぎてレベルや装備が足りなかったみたい。
クリアするとサウンドテスト解禁されるらしいから、あと一息、頑張るよ。

この作品は制作者が表現したいものを表現するために何も躊躇っていない。プレイヤーがどう思おうが構わないと思って振り切っていると感じた。
ある意味、ゲームの世界での前衛芸術かな。
でも制作者のそういう強い意志とプレイヤーの苦労と共に進めてきただけあって、やっぱり話は本当に凄かったよ。まだ肝心のエンディングは見てないけども、これはどこにも真似出来るものではないだろう。
まあ、ゲームとして考えると、先人がやらなかった云々のアレに通ずるものも多いけど。
すごく長い道のりになったけど、もうちょっとで見届け終えられそうで本当に良かった。嬉しい。


宇宙移民船を核として星が作られている最中のワールドマップとか、もうワールドマップから突き抜け過ぎてるわ。

アルノサージュは多少癖はあるものの、まあ普通のRPGとして遊べるけど、前の作品のシェルノサージュが酷すぎて、これはシェルノサージュ側のせいで損してるわ。こっちもやってないと話あんま分からないだろうし。
本当にオンリーワンな世界観とストーリーだから一見の価値はあるが、覚悟のある人にしか全てを見届けることは出来ない。そういう覚悟がある人だけが遊んだらいいと思う。安易に勧められるような作品ではないです。

まあ、シェルノサージュはアイテム作成が一番の苦行だから、この図があればそれなりに普通にクリアすることは可能かも知れない。
自分で作った私は本気でしんどかったけど。ゲームがマイナー過ぎるのか、こうして必要数を割り出しているサイトが見つけられなかったから。
ああ、ヒロインとコミュニケーションするゲームなのに、同窓会で久々に再会した特に仲良くなかった同級生との会話かよって言いたくなるくらい会話が死ぬほどつまらない上にパターンも少な過ぎるとかもあるが。
頼むからゲームは普通に作ってくれ…普通じゃないならもっと簡単に終わるものにしてくれ…

もうプレイは終わりが見えてきているところなので、ドラクエにもぼちぼち帰ろうと思います。と言っても、こっちも今そんなにやることない状態だから、また時々ふらっといなくなるかも分からないですけど。